課題
- 働く時間帯や稼働時間が人それぞれの業務委託モデルにフィットした管理方法が求められた
- 稼働に対して正当な給与を支払うためにも、正確な勤怠管理が必須
効果
- 直感的に操作できるシンプルなUI・UXにより、スムーズに勤怠管理を始められた
- 勤怠管理データから給与計算ソフトへの移行も問題なく、業務効率・正確性が上がった
健康不安をすぐに解消できる社会を作るため、「話せる薬剤師」事業などを推進している話せるメディカル株式会社。スタートアップとして事業を立ち上げた直後に、クラウド型勤怠管理システム「AKASHI」を導入していただきました。その決め手や効果について、取締役COOである久保内駿介氏にお話を伺いました。
企業における医療従事者のニーズを汲み取り事業を展開
– 御社の事業内容についてお伺いさせてください。
ひとつは企業の従業員や様々なエンドユーザーに向けた、従業員向け健康相談サービス「話せる薬剤師」を提供しています。例えば従業員の方の風邪や頭痛、腹痛などの体調の相談、または体の疲れや痩せたいなど健康にまつわる些細な疑問を薬剤師に相談できるサービスです。もうひとつはクリニックやオンライン診療サービスの医療的知識が必要な部分のCS業務と併せてBPO業務を行っています。企業で専門知識を持つ薬剤師を雇うとなるとコストもかかりますし、ビジネス的観点からワークしないことも多いです。弊社では薬剤師のクオリティコントロールをし、ビジネス的観点と医療的観点においてバランスの取れたご提案を行っています。
– 久保内様の担当業務を教えてください。
「話せる薬剤師」ではオペレーションを担当しております。相談に対する回答のテンプレートやガイドラインを組み立てたり、私自身も薬剤師なので相談に応えたりしています。現在は受けた相談に対してある程度時間を置いて回答しており、相談を一括でデータをまとめて一気に返信するようなオペレーションを組んでいます。現状はすべての回答に私が目を通してクオリティコントロールをしているのですが、ゆくゆくはシステム化していきたいと考えています。
業務委託モデルに必要なのは、漏れのない勤怠管理
– 事業を立ち上げてすぐに勤怠管理システムの導入を検討した経緯を教えてください。
勤怠を管理する従業員数が少ない会社に関しては、勤怠管理はスプレッドシートなどで管理することが多いと思います。ですが弊社では決まったシフトを組む業務体制ではなく、業務委託という形で薬剤師が対応できる時間に稼働するので、人によって働く時間帯が異なります。また、ひとつの相談に対して30分で業務が終わるものもあれば1時間かかるものもあり、1日の中で細切れの稼働になることもあります。実稼働に対して給与を計算したいとなると、早めに勤怠管理システムを導入しないと管理側の手に負えないため、導入を検討しました。
-「AKASHI」を導入した決め手は何でしょうか?
わかりやすくシンプルな動作で勤怠報告、管理を行えるのが一番の理由でした。勤怠管理システムは毎日利用するものなので、動作にちょっとした不備があると不満が蓄積してしまいます。実際に利用する薬剤師の方に気持ちよく働いてもらいたいので、いろいろ検討した中で「AKASHI」が最も使いやすいと判断しました。
直感的な操作で導入コストも大幅削減
-「AKASHI」の導入効果や使いはじめた感触などを教えてください。
まず、非常にスムーズに導入できました。薬剤師向けの説明資料も念の為作ったのですが、オンラインで資料を見せながら一度説明するだけで理解していただくこができ、問い合わせもほぼありませんでした。やはりスタートアップ企業はやるべき業務が多いため、立ち上がりに工数がかからずすぐに開始することができ助かりました。 実際に使い始めると、出退勤のボタンを押すまでの導線が短く、画面がわかりやすかったため、本当に楽でした。勤怠の押し忘れが発生したときも修正がしやすく、管理がしやすいです。給与計算も勤怠のデータを外部にアウトソースしているのですが、特に問題ありません。
-「AKASHI」への希望、期待することを教えてください。
現在はタイムレーコーダープランを利用しているのですが、最初に稼働時間をシフトで組んでしまうと、その時間よりも早く業務を始めたり、早く業務が終わったりする場合、その度に早退欠勤を付けなくてはいかずに、薬剤師も戸惑ってしまいました。「AKASHI」のデフォルトのシフト設定方法は、1日6時間働くなど時間が固定された働き方にフィットしたものが多いと感じるので、業務委託や自身の裁量で稼働する方に向けた設計になると、より使いやすくなると感じました。プレミアムプランにするとシフト管理や工数管理ができるようになり、より柔軟な対応ができるとお伺いしたので検討してみます。
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事業拡大のカギは正確な勤怠管理
-今後事業を拡大していく上で、勤怠管理について新たな課題などありますでしょうか?
薬剤師の業務は、朝は少しだけ稼働して夜にまとめて稼働するなど、働く時間帯が様々です。現在は薬剤師の人数も少ないため、私ひとりで管理ができていますが、20人30人と増えた際に勤怠管理の担当者を立てる必要が出てきます。さらに今後事業を拡大していく上で、例えば24時間対応を目指すとなると、日をまたいだ稼働や深夜の勤怠に関しても明確に管理していく必要がありますね。「AKASHI」の勤怠管理によって稼働に対する給与未払いなども防いでいきたいです。
-今後の御社の事業展開、展望があれば教えてください。
これまでは病気や健康を損なって医療へ繋がっていましたが、その前の段階の少し健康に対して不安を抱いた時点で医療従事者の知見をいかせるのが、このサービスの特徴です。私自身も薬剤師として、患者様が不健康になってから対応しても遅いという思いがありました。やはり企業の上層部や経営者の方も従業員が健康で笑顔に働いてもらえることは、企業にとってもいいことだと思うので、事業としてどんどん広めて行きたいです。
編集後記
今後は事業拡大のため、薬剤師の採用も積極的に行う予定の話せるメディカル株式会社様。様々な働き方の薬剤師の勤怠管理にも重要になってくるでしょう。細かいところまで手が届くような使いやすさを目指し、今後も「AKASHI」はお客様の声を基にアップデートしていきます。
企業情報
- 会社名:話せるメディカル株式会社
- 設立:2023年7月
- 所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目1-11 郁文堂青山通りビル 6F
※文中記載の組織名、所属、役職、サービス名などはすべて2023年12月取材時点のものです。