STAR面接とは?導入することで得られる効果や注意点について徹底解説

2026年2月13日

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STAR面接とは?導入することで得られる効果や注意点について徹底解説

STAR面接とは、採用応募者の過去の行動を「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の4要素で具体的に掘り下げて評価する面接手法を指します。主観に左右されにくく、再現性のある行動特性を把握しやすい点が特徴です。一方で、圧迫面接の様な印象を持たれたり、質問設計が不十分だと表面的な回答に終わる恐れがあります。実施時は、応募者の回答に耳を傾け聞く姿勢を保ち、具体的な行動や工夫を深掘りする質問を行うことが重要です。今回は、STAR面接の効果や注意点などについて解説します。

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STAR面接とは

「過去の行動」から評価する面接手法

STAR面接は「行動面接」とも呼ばれる面接手法の1つで、質問者が採用応募者に対して過去に起こした行動について掘り下げ、その回答をもとに自社とのマッチングや能力を見極めることが大きな特徴です。中途採用であれば前職での具体的な行動について、新卒ではアルバイトや部活動などの活動を中心に話を掘り下げることが一般的です。

他にも主要な面接手法として「状況面接」がありますが、STAR面接との大きな違いは「実際にその行動をしたかどうか」という点です。STAR面接はあくまで応募者が実際に起こした過去の行動について掘り下げるものですが、「状況質問は」「例えばこのような場面に遭遇したらどのように行動するか」という仮定に基づき質問を進める手法です。

「S」「T」「A」「R」の各要素を用いて評価する

STAR面接の「STAR」は、以下の要素の頭文字からとったものです。STAR面接の大まかなフレームワークとして、以下の要素を含んだ質問を応募者に投げかけ、実際に起こった出来事から価値観や特性を見極めます。

・S(Situation)状況 どのような状況にあったか? ・T(Task)課題 どのような課題があったのか? ・A(Action)行動 どのように行動したのか? ・R(Result)結果 行動の結果どうなったのか?

多くの場合、「行動を起こす」ためにはそのきっかけとなる理由が存在しますが、従来の面接では「行動した内容」のみがフォーカスされることが多く、応募者の真意や行動理由まで深く掘り下げるケースは多くありませんでした。一方でSTAR面接の場合、あらかじめ上記の4つの要素について順番に掘り下げながら対話を続けることで、自社での再現性や質問者の価値観、特性をより深く見極めることができるようになるのです。

「STAR面接」を用いた質問例

次に、上記の各4要素を踏まえて、具体的にどのような質問を投げかけるのか、その事例を紹介します。

・S(状況) チームの人数や組織内での立ち位置を教えてください。 チームではどのような役割をしていましたか。 チーム内でどのような目標や理念のもと業務をしていましたか。 ・T(課題) どのような課題がありましたか。 その課題はどのような事情があって起こったものですか。 ・A(行動) 課題が可視化されたとき、あなたはどのような行動をしましたか。 ・チームのなかでどのように連携をとりましたか。 ・解決に向けて大変だったことを教えてください。 ・R(結果) ・課題がクリアになった要因はなんでしょうか。 ・課題解決によって得られたことはありますか。 ・反省点や新たな改善点は見つかりましたか。

 

STAR面接によって得られる効果

評価基準を一定にできる

STAR面接では、事前に大まかな質問内容や流れを決め、自社が定めた評価基準をもとに応募者に質問を投げかけます。そのため、質問者の進め方によって面接の流れが大きく変わることは少なく、掘り下げたいトピックや話題からそれることなく進行できる点がメリットの1つとして挙げられます。質問内容や評価基準をあらかじめ明確に定めておくと、質問者によって進行や評価内容にブレが生じることがなくなり、どの応募者とのやり取りであっても公平性を保った面接を進められるようになるでしょう。

応募者の価値観や本質を深堀りできる

一般的な面接の場合、応募者は自身をアピールするためや、応募企業に対して好印象を与えたいという気持ちで受け答えを準備しています。それが決して悪いというわけではありませんが、STAR面接における質問は事実をベースとして進行することが基本であるため、より応募者の本質や価値観といった人それぞれの深い部分を共有しやすくなります。面接という限られた時間のなかでも、応募者の内面を効率よく把握できる方法として、STAR面接は大きなポテンシャルを持っています。

応募者とのミスマッチを軽減できる

STAR面接によって掘り下げる内容は、単純に志望動機や経歴、スキルなどの情報だけでは見極めることのできない領域でもあります。さらに、質問の意図をフレームワークとして落とし込むと、見極めたい資質や特性を適切に把握できるようになります。例えば、主体性のある人材を探しているという場合、質問に「自分で行動を起こしたエピソードはありますか」や「課題解決に向けて重要だったことはなんですか」など、具体的なできごとを共有することによって、ミスマッチが起こりづらくなります。

 

STAR面接を実施する際の注意点

圧迫面接のような雰囲気になってしまう可能性がある

STAR面接の特長として、応募者の内面や価値観に触れる質問に至ることも少なくありません。このとき、決められた質問内容をただ投げかけるだけの面接内容になってしまうと、応募者にとって不安やストレスを感じてしまう要因になってしまうこともあります。決められた質問内容に沿うことは前提として、応募者から返ってきた回答をもとに、寄り添った受け答えをしながら対話を広げることが重要です。このような小さな意識付けだけでも、圧迫面接のように冷たい印象に映らず、応募者にとっても安心して面接に取り組める雰囲気を作り出せることでしょう。

掘り下げる内容は事実や経験に即した内容にする

STAR面接を導入する際に重要なのは、応募者の経験や体験などの「事実」をもとに得られる情報から応募者の内面を選考基準にする、という本質から逸脱してはいけないという点です。例えば前述のとおり、仮定を盛り込んだ質問内容にしてしまうとSTAR面接ではなく別の面接手法になってしまいます。あくまで事実だけを掘り下げることがSTAR面接のメリットでもあるため、その本質から逸れてしまわないように質問のフレームワークづくりの段階から意識しておく必要があるでしょう。また、実際に対話を繰り広げる際にも、応募者が仮定を盛り込んだ話題に切り替えないように誘導することも重要です。

他の手法と組み合わせた構成にする

STAR面接では、組織にマッチングするように事前に応募者に対して質問の内容を決定したうえで進行します。先に触れたように、このおかげで質問者によって面接の内容にブレが生じることが少ないというメリットを挙げましたが、裏を返すと規定通りの情報しか得られないということにもつながりかねません。そのため、STAR面接の手法だけで完結させるのではなく、他の面接手法と組み合わせることも検討しましょう。例えば、本題に入る前に軽くアイスブレイクを入れて場を和ませたり、質問を終えたあとに質疑応答の時間を設けて別の視点から応募者の意見を取り入れる時間にしたりする方法があります。

 

まとめ

STAR面接は、4つの観点から応募者がこれまで経験してきた事実について深く掘り下げ、価値観や内面など、応募者の経歴やスキルなどの情報だけでは評価できない部分を見極めるための面接手法の1つです。大手企業でも採用例が増えつつある手法であり、応募者とのミスマッチが課題となっている組織にとっては有用といえる手法のひとつですが、メリットとデメリットの両面を意識しながらフレームワークを構築することでより安定した採用活動を実施できることでしょう。

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