長時間労働削減と雇用拡大につながる、ワークシェアリングとは

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長時間労働が蔓延している背景には、一人当たりの工数が多く、大きな業務負担がかかっていることがあります。ワークシェアリングは、一人で担っていた業務を複数人で分割し、負担削減と生産性向上を図るという働き方です。これにより、長時間労働の削減や、雇用機会の拡大による優秀な従業員の獲得といった利点が見込まれます。今回は、ワークシェアリングの目的やメリット・デメリット、導入の際に必要な準備について解説していきます。

ワークシェアリングとは

昨今、日本では長時間労働が問題となっています。長時間労働は、労働者の健康面や社会規範上の問題に加え、生産性の低下を招くため、労働者と企業の双方にとってマイナスの効果をもたらすものです。その一方で、「仕事は山積み、長時間労働せざるを得ない」という現場の声が根強いのが多くの企業の現状です。こうしたなかにおいて、必要な仕事量を消化しつつ長時間労働を解消するための方法のひとつが、ワークシェアリングです。
ワークシェアリングでは、「仕事を分かち合う」という意味の通り、一人当たりの仕事量や仕事の工数を減らして複数人で分担します。これにより、一人当たりの労働時間も減ることになりますので、長時間労働問題の解決と雇用の創出を同時に行えるという画期的な方法となっています。

ワークシェアリングのメリット・デメリット

メリット

前述の通り、ワークシェアリングは長時間労働を減らし雇用を創出するための施策です。これまで一人で担っていた仕事を分担すれば、一人の作業量は減り、長時間労働を解消することができます。これは従業員の生産性を上げ、離職率を下げることにもつながります。つまり、ワークシェアリングによって業績向上を図ることも可能になるということです。
そして新たな働き手が必要となるため、新たに優秀なメンバーを迎え入れられる可能性も高くなるといえるでしょう。社内に停滞感が漂っているような場合、フレッシュなメンバーを迎え入れることで風通しが良くなり、結果として生産性や業績向上につながることもあります。

デメリット

企業とってメリットの大きいワークシェアリングですが、デメリットがあることにも注意しなければなりません。
その最たるものとしてまず挙げられるのが、人件費の増加です。ワークシェアリングのために新たに従業員を雇うことで、コストがかさんでしまう可能性は考慮しなければなりません。コストと照らし合わせ最適な規模で導入しなければ、逆効果になってしまうこともあります。
また、ワークシェアリングが必ずしも生産性を向上させるとは限らない点にも注意が必要です。新たな社員が増えれば引き継ぎ事項も増え、作業量が増えてしまうこともあります。加えて、引き継ぎがうまく行かなければ逆に生産性が落ちてしまうという事態も考えられます。

ワークシェアリング導入の際に必要なこと

社内の現状把握

ワークシェアリングの導入の決定を、「長時間労働が多い」などといった大雑把な状況判断を基に行うことはリスキーな行為です。まずは社内の部署ごとの従業員の労働時間1日のスケジュール、作業内容などを正確に把握することが重要です。仮に特定の部署でのみ問題が生じているのであれば、その部署のみについて施策を検討すれば事足りるはずです。最初から社内全体などの大きな規模でワークシェアリングを導入しても失敗する可能性が高いので、問題となっている部署や作業内容などを把握することが大切です。

不要な作業等の見直し

現状把握により問題のある部署や作業内容が判明したとしても、その部署へのワークシェアリングの導入をすぐに決めてしまうことはおすすめできません。そうした問題は、非効率な作業手法や、作業そのものの重複等を改善・解消することで解決できるかもしれません。ワークシェアリングはあくまで最終手段として取っておき、まずはよりリスクが小さく手間のかからない手法で解決を図ることができないか検討してみましょう。

ワークシェアリング可能な業務の洗い出し

全ての業務や作業がワークシェアリングに向いているとは限りません。各人の裁量が大きい業務や、経験の蓄積が重要になる作業などであると、無理にワークシェアリングを進めることでかえって効率が落ち、業績悪化につながる可能性もあります。ワークシェアリングに向くのは、マニュアル化しやすく、作業の分担により効率化を望める業務です。こうした業務のみを導入の対象とすることで、より失敗しにくくなるでしょう。

引き継ぎなどの環境整備

上述のように、引き継ぎ等における混乱がワークシェアリングの導入が生産性を下げてしまう可能性もあります。こうした事態を避けるためにも、ワークシェアリングを導入する際には、対象業務についての引き継ぎやマニュアルの整備を入念に行い、作業手順の確認と周知を徹底することが重要です。

導入後のチェック

上記のような準備を重ねても、ワークシェアリングが100%機能する保証はありません。導入後は労働生産性などの数値の変動を定期的にチェックし、十全に機能していない場合には見直しや改善策の実施をすぐに行えるよう準備しておくと良いでしょう。

まとめ

ワークシェアリングは、長時間労働の解消と新たな雇用の創出により生産性向上にもつながる点でメリットが大きいですが、徹底的に検討し入念な準備を行わなければ失敗のリスクも高くなります。新たな雇用により人件費等のコストも発生するため、安易な導入は控えるべきでしょう。社内各部署の従業員の作業内容や勤務時間等について今一度確認し、適切な部署や作業についてのみ導入を検討されることをおすすめします。

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