エンプロイヤーブランディングとは?活用する手順やメリットについて徹底解説

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エンプロイヤーブランディングとは、企業が「働きたい職場」としての魅力を高め、優秀な人材の採用や定着を目指すための戦略的な取り組みです。この取り組みは、企業の価値や魅力を明確にし、ターゲットとなる求職者や従業員に効果的に伝えることで実現します。具体的には、企業文化や福利厚生の見直し、従業員の声の活用、SNSや採用サイトを通じた情報発信などが含まれます。適切に実施することで、採用力の向上や従業員のエンゲージメント強化につながります。今回は、エンプロイヤーブランディングの意味、手順やメリットについて解説します。

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エンプロイヤーブランディングを始めよう

エンプロイヤーブランディングとは

エンプロイヤーブランディングは、「エンプロイヤー(雇用者)」と「ブランディング(ブランド戦略)」という意味を持つ言葉です。より具体的には雇用者や企業組織が主体となって、企業ブランディングの向上や働きがいのある職場への取り組みを指します。企業ブランディングというと、販売する商品やサービスの品質向上に注目しがちですが、それだけではなく企業で働く従業員に働くやりがいや企業価値を高める視点も含まれています。

インナーブランディングとの違い

企業が実施するブランディング戦略として「インナーブランディング」があります。エンプロイヤーブランディングとの違いは、インナーブランディングが対象とするのは「社内活動のみ」という点です。エンプロイヤーブランディングでは、社内ブランディングを含めた包括的な雇用者・組織のブランディング力向上を目標としています。

エンプロイヤーブランディングが重要視される背景

近年の日本市場は人材獲得への競争率が激しく、求職者が企業に興味を持ってもらうためには、企業のブランディング力や独自性などを強化する必要があります。また、ソーシャルメディアの拡散力や影響力は企業にとっても大きく、透明性や信頼性の確保も重要です。社内外の広い層に「魅力のある企業である」と印象づける取り組みが企業を成長させるための大きな鍵と言えます。

エンプロイヤーブランディングの進め方

求める人材と求職者のニーズを明確にする

まずは、自社が求める人材と、それらにマッチする求職者のニーズを組織内で統一させる取り組みが重要です。エンプロイヤーブランディングでは、「求職者にとって魅力のある企業とは」を念頭に、採用したい人物像を突き詰めることがプロセスの第一歩と言えます。

自社のあるべき姿を策定する

人材とのマッチングに加え、企業や組織としてのニーズやなりたい立ち位置を決定します。求職者が求めるニーズと、自社サービスや製品が持つ世間からのイメージという双方の要素から、他社にはない強みを引き出しましょう。

自社イメージを調査する

続いて、実際に自社が市場や消費者の視点から持たれているイメージを調査します。企業がなりたい姿と、現在持たれる印象と大きな差があると、エンプロイヤーブランディングを実施しても大きな効果を得られない可能性があります。定期的に客観的な意見や現在の状況を調査し、ブランディングの方向性を決定しましょう。

EVPを定義する

EVPとは「Employer Value Proposition」の略称で、雇用者が従業員に対して提供する価値の指標を指します。ここで呼ばれる価値とは、具体的には給与や福利厚生、快適に業務ができる社内環境などが挙げられます。すでに提供されているEVPと、今後提供する予定、もしくはエンプロイヤーブランディングに対して効果が期待できるEVPなどを定義づけ、企業の魅力を可視化することが重要です。

戦略を策定して実行する

実際に計画を実行する段階になったら、効果測定と改善を繰り返しながらブランディングを進めましょう。事前に入念な調査を実施しても、市場や消費者の動向はリアルタイムに変化します。加えて、採用市場のニーズも変化が激しい時代です。また、目指していた方向性が一度で合致するとは限りません。何度も試行錯誤を重ねる工程を前提として、ブランディングの運用を進めましょう。

エンプロイヤーブランディングのメリット

採用力が向上する

エンプロイヤーブランディングは、単純にブランド力の向上を目指すだけではなく、対外的に発信を行うと大きな効果を発揮します。そうすると、幅広い層から求職者の目に留まることになり、結果的に採用力の向上が期待できます。

また、近年の求職者は多様な働き方や柔軟に対応する企業姿勢などに、魅力を感じるケースも増えてきました。積極的に企業変革やブランド力の向上を実施する企業は魅力的に映るため、大きな訴求力となります。

従業員のエンゲージメントを強化できる

社外へ魅力的な発信をするためには、社内の環境や待遇改善、働きたいと思える職場づくりの構築が重要です。社外発信との相違がない環境を構築できれば、自然と現在在籍している従業員のエンゲージメントが向上し、離職率の低下につながります。

採用コストを抑えられる

社内外のブランディング力向上の取り組みが周囲の耳に届くと、マッチ率の高い求職者が集まってきます。そうすると、積極的に求人に投資しなくても採用活動を進められるため、大規模な広告を打つなどの採用コストが抑えられます。また、離職率の低下も期待できる効果で、従業員の入れ替わりが少なくなり、結果的に採用活動自体を頻繁に行う必要がなくなる点もメリットです。

まとめ

企業が採用力を高めるためには、いかに魅力的な企業であるかを社内・社外の双方に発信できるかが重要です。そこで、エンプロイヤーブランディングという概念を通じて自社の魅力を底上げし、定着率の高い企業の構築を目指してみてはいかがでしょうか。

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