フォロワーシップとは?発揮することで得られる効果や実践方法について

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フォロワーシップとは、組織の成功や発展のために、フォロワー(リーダーのもとで業務を遂行する従業員)が自律的にリーダーや周囲の従業員に働きかけて支援することを指します。フォロワーシップを発揮することによって、突然のトラブルが起きた際に、リーダーの指示を待つのではなく、自ら解決することが可能になり、柔軟な対応ができるようになります。フォロワーシップの一環として、従業員は自分にできる仕事を積極的に引き受け、リーダーの負担を減らしましょう。

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フォロワーシップを高めよう

フォロワーシップとは

フォロワーシップとは組織やチームで目標を達成するために、リーダーや周囲の従業員に対して主体的に考えて支援する行動のことです。周囲からの指示を待つのではなく自律的に動き、状況に応じた適切な判断が求められます。例えば、リーダーと異なる意見があれば建設的に提言したり、問題が発生した場合には積極的に解決策を提案したり、自身の立場だからこそ行えるアクションが必要です。

リーダーシップとの違い

リーダーシップとは統率力や指導力などと表現される言葉で、ある一定の目標達成のために個人やチームに対して行動を促す力のことです。一方、フォロワーシップはリーダーや周囲の従業員を支援するために必要な能力や資質を指します。リーダーシップとフォロワーシップはどちらも組織において重要な役割を果たしますが、それぞれ異なる概念であるため混同しないように注意しましょう。

リーダーシップとの相乗効果

リーダーシップとフォロワーシップは組織において相乗効果を生み出す重要な要素です。リーダーシップが組織のビジョンや方向性を示して従業員を鼓舞する力であるのに対し、フォロワーシップは周囲との協調性を高めて具体的な行動計画を実行します。リーダーシップとフォロワーシップがうまく機能すれば、目標達成に向けて大きく前進させることが可能です。ほかにも、組織全体の活性化・イノベーションの創出・困難への対応力向上などの相乗効果が期待できます。

フォロワーシップが注目される背景

フォロワーシップが注目される背景としては、ビジネスが非常に速いペースで変化していることが挙げられます。変化に合わせて柔軟に事業を推進していくためには、従来のトップダウン型のリーダーシップだけでは機能しない場面が増えてきました。そこで、リーダーシップだけではなく従業員それぞれが状況を判断して主体的に行動できる、フォロワーシップが重要視されるようになってきたのです。

フォロワーシップで得られる効果

組織力の強化

フォロワーシップで得られる効果としては、組織力が強化されることが挙げられます。フォロワーシップが機能している組織では、主体的に行動するのはリーダーだけではありません。従業員それぞれが状況を判断し主体的に行動するので、問題解決のスピードが格段に向上します。また、立場の異なる多様な視点を生かした議論や検討が可能になるので、より質の高い意思決定も実現可能です。

従業員の主体性の向上

従業員の主体性の向上もフォロワーシップによって期待できる効果です。組織でフォロワーシップが発揮されるようになれば、指示を待って言われた作業を進めるだけの働き方が大きく変わります。それぞれの従業員が自らの意志で考えて、チームのために行動するようになるのです。フォロワーシップが浸透すれば従業員は自らの能力を存分に発揮して、今まで以上に組織に貢献できるようになります。

組織やチームの活性化

フォロワーシップは組織やチームの活性化にも有効です。フォロワーシップが発揮されていると、従業員同士が互いを尊重して協力する文化が生まれます。リーダーだけでなく従業員全員がチームの成功に貢献しようとする意識を持っているので、組織全体のコミュニケーションが活発になるのです。その結果として、目標達成に向けて全体のモチベーションが高まり、組織やチームが活性化します。

フォロワーシップの実践方法

フォロワーシップ研修を実施する

フォロワーシップ研修の実施を検討してみましょう。フォロワーシップ研修は部下やメンバーがリーダーやチームを支えて、組織全体を活性化するために必要なスキルやマインドを育成することに重点が置かれます。フォロワーシップ研修の主なカリキュラムは以下の通りです。

  • フォロワーシップの概要
  • リーダーシップとの関係性
  • 自己責任の理解
  • 効果的なコミュニケーション方法
  • フォロワーシップの実践方法

こうしたフォロワーシップ研修を受ければ目指すべきフォロワーのあるべき姿を理解できるだけでなく、具体的に起こすべき行動が明確になります。リーダーシップ研修と併せて実施して、組織全体の活性化を目指しましょう。

自分がどのフォロワータイプか認識してもらう

自分がどのフォロワータイプに当てはまるのか認識してもらいましょう。フォロワーシップは次の5つのタイプに分類できます。

  • 模範的フォロワー:批判的に考えながらも積極的に行動し、リーダーやチームに貢献する能力に優れています。
  • 孤立型フォロワー:批判的な考えを持ちながらも、行動に移すことが苦手です。
  • 順応型フォロワー:批判的な考えは消極的ですが、指示に従って積極的に行動できます。
  • 消極的フォロワー:批判的な思考はせず、積極的にあまり行動しません。
  • 実務型フォロワー:批判的な考えは消極的ですが、積極的に行動して指示された仕事を確実にこなします。

フォロワーシップを効果的に発揮するためには自分のタイプを理解して、強みや弱みを生かせるように意識してみましょう。

フォロワーシップの具体的な行動例を示す

フォロワーシップの具体的な行動例を示しましょう。具体的な行動の一例を以下にまとめてみました。

  • 積極的に仕事を引き受ける
  • 自分の意見をしっかり伝える
  • リーダーを信頼して支える
  • 周囲のメンバーをサポートする
  • 問題解決に前向きに取り組む

フォロワーシップは状況に応じて柔軟に考えて、適切な行動をとる姿勢が重要です。リーダーはフォロワーシップの具体例を示して、メンバーそれぞれが能力を発揮できる環境構築を行いましょう。

まとめ

フォロワーシップはリーダーシップと同様に、組織にとって不可欠な要素として注目されるようになりました。フォロワーシップを意識することで組織は生産性と柔軟性を高められ、変化の激しい現代社会を生き抜くことができます。リーダーを支えてチーム全体を活性化するために、フォロワーシップを実践してみてはいかがでしょうか。

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